嶺上の桜雲

読書・デレステ・自己その他に関する日常的な思索など

デレステイベ「Twin☆くるっ★テール」感想

 

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 遅ればせながら、スターライトステージのイベント「Twin☆くるっ★テール」をプレイした上での所感を以下に書き連ねてみる。

 

 仲良し姉妹である城ヶ崎美嘉・莉嘉は姉妹ユニット「ファミリアツイン」を組むこととなるが、周囲の期待とは裏腹に2人は内心で相方への焦りを募らせ、結果としてパフォーマンスに陰りを見せてしまう。そこからは諸星きらりやプロデューサーといった面々の助けを受けながらも互いのすれ違いを乗り越え、最終的には健全なライバル同士とも言える新たな関係性を築くに至る。全体を通じて丁寧な作りとなっており、ストーリーの必要上あえてミスリードを誘った点(後述参照)以外は特に問題はないと自分は感じた。

 

 今回のイベントで個人的に印象に残ったのは、第4話で美嘉とプロデューサーがカリスマの真贋について押し問答を繰り広げる場面だ。第3話のラストで莉嘉から「アタシ、おねーちゃんを目指すの、やめる!」と言われてその意図を誤解した美嘉が、今まで必死に努力することで維持してきたカリスマを偽物だと断じ、それをプロデューサーが否定するという流れである(もちろん自分としても、純度はさておき努力込みでのカリスマを否定する気は更々ない)。

 

 ここで美嘉は「いつか本物の『カリスマJKアイドル』が現れてアタシを追い越していく」と述べ、その候補として莉嘉を挙げているが、個人的には少々疑わしいと考えている。というのも莉嘉はカブトムシが好きな上に趣味がシール集めときており、さながら小学生男子の感性である。カリスマJCなのは間違いないにせよ、それが「同年代の女子にとって」なのかどうかには疑問符が付きかねない。作品の枠を超えて言うならば、そういった意味で本物のカリスマに相応しいのはむしろ星井美希の方だろう。

 

 しかし美嘉は第2話では「いつまで莉嘉の目標でいられるんだろ」と自身の将来性を不安視し、第5話では莉嘉のアレンジセンスにあからさまな動揺を見せるなど、彼女の才能に対して恐怖心を抱いている描写も十分に窺える。そこで自分としては「5年後、10年後もカリスマでい続けられる可能性が高いのはどちらなのか」を検討してみたい。美嘉の場合は他人が引くほどに努力の重要性を知っているため、恐らくはこれからも絶え間なく研鑚を積み重ねていくだろう。仮にアニメでの島村卯月のごとくスランプに陥ったにせよ、これまでの蓄積がある以上余程の失敗はしないはずだ。

 

 一方で莉嘉がそれまでの間自らの才幹を損なわずにいる保証は一切なく、また今後は美嘉とは違う道を進むことで自身の才能にますます依存していく未来も予想される。天才は人並み外れて感性が優れているからこそ天才なのであって、一旦それが狂えばその狂いっぷりも人並み外れたものとなるだろう(これに関しては前述の美希も同様である)。その時に莉嘉が自分を立て直せるかどうかは未知数と言っていい。無論これが杞憂に終わり、莉嘉がそのまま才能を開花させられるのならそれに越したことはない。

 

 よって結論としてはありきたりだが、自らの方向性を貫き続けた方がカリスマとして長く君臨できるとここでは仮定しておこう。それを踏まえれば、新たな方向性を見出し始めた発展途上の莉嘉よりも、既に明確な方針が定まっている美嘉の方が現時点ではやや有利なのではあるまいか。

 

 なお曲の方は同時押しが頻発する典型的な地力譜面だったが、BPMがそこまで速くないためか楽しくプレイできた。MASTERは確か3,4回目でフルコンしたが、MASTER+に関しては実力の都合上初めからスルーさせてもらった。MASTER+では現状27で精一杯な自分が30に着手するのは、一体いつの日になることやら……。